院内教育講演会(2019)
令和元年10月5日(土)講師に美咲町在住の松岡博史先生をお迎えし、院内教育講演会を開催いたしました。松岡先生は、2011年3月劇症型肺炎球菌感染症を発症し、合併症により両手両足を切断、それに伴う様々な困難を御家族、御友人、医療、福祉、地域の方々との関わりで一つずつ克服して来られました。現在は、リハビリの一貫として義手に筆を挟み、御自身で詠んだ短歌や御友人へ手紙を書いたり、パソコンで囲碁など日々目標を持ち生活しておられます。今回は、2013年にご自身の闘病生活をまとめられた『著書「四肢を無くして(一人百一首)」より、医療従事者の皆さんへ伝えたいこと』と題して御講演頂きました。
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松岡先生のお言葉から「とにかく真の優しさを持ち、しっかり患者さんの話を聞いてください」「些細なことも相談しやすい関係性を作ってください」など、患者様と真摯に向き合う姿勢を持つこと、また、チームとしてシームレスに情報を共有していくことの重要性がとても伝わる御講演でした。
当日は、松岡先生御夫妻のご結婚50周年記念日(金婚式)でした。大切な記念日にも関わらず「良い思い出になりますから」と快く講演を引き受けてくださいました。病院から花束を贈らせて頂き、一緒に記念写真を撮影しました。