栄養部
栄養部理念
患者さまに喜んでいただける食事作りを目指して・・・
入院患者様にとって、病院の食事は数少ない楽しみのひとつです。
食事を楽しく、おいしく食べていただくためにはどうしたら良いか…。
スタッフ全員が、患者様のことを考え、病態にあわせた食事作りはもちろんのこと、患者様の嗜好に添えるような食事提供を心がけています。
また、衛生管理を徹底し、安全な食事作りを目指しています。
栄養部スタッフ
スタッフは、管理栄養士、栄養士、調理師等、計25名です。
管理栄養士は、主に病棟での栄養管理、外来栄養指導、NST専従、訪問栄養指導などを行っています。
学会など外部研修にも積極的に参加し、スキルアップを図っています。
患者様に合わせた食事を
当院では、毎日約460食の食事を提供しています。
嚥下調整食に力を入れており、上手に食べられない人でも食べやすく、食欲の湧く盛り付けを工夫しています。
また、食事にメッセージカードをつけて季節を感じられる様にしています。
行事食
入院生活の中で食事は楽しみの一つにされている方も多くおられます。趣向を凝らした当院の行事食は、季節らしさが感じられるよう工夫をしております。献立ごとに担当者を割当てて、年々改善できるよう取り組んでいます。また、手作りのカードもお楽しみください。
患者様の病態に合わせた栄養ケア
人の体は食べたものから作られます。病気が引き金となって栄養摂取量がバランスを崩すことで、栄養障害を招き、場合によっては治療が無効になることもあります。当院では多職種と協議しながら、管理栄養士が患者様の病態に合わせた食事を毎日350食の食事を提供しています。
嚥下困難食を提供しています
当院では噛むこと・飲み込むことに問題のある患者様のために、「学会分類2013」に即した嚥下困難食を4段階に分けて提供しています。きざみ食は誤嚥のリスクが以前から指摘されていたこともあり当院では代わりに嚥下困難食を用いています。多職種が行うアセスメントのもと、適切なレベルの嚥下困難食を提供することにより、安全な栄養管理を行うことで、食事を介した治療促進に努めています。
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個別対応
食欲がない患者様にはいろいろな種類の主食、栄養補助食品をご用意しています。管理栄養士が訪室し、病態や咀嚼・嚥下能力を加味しながら患者様とご相談の上で提供しています。
NST委員会
毎週金曜日はNSTによる栄養回診・カンファレンスを行い、患者様の栄養状態の回復をサポートしています。NSTとは様々な職種が共同で栄養療法を行うためのチーム回診です。当院のメンバーは医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、管理栄養士です。
栄養指導について
管理栄養士が患者様のニーズに応じた栄養食事指導を心掛けています。
入院指導
各病棟担当の管理栄養士が、ベッドサイドや食事相談室で食事のお話をさせていただきます。
食習慣などの生活背景を考慮し、実行できることを提案させていただいています。
外来指導
水曜・日曜・祭日以外の午前9時から午後6時まで食事の相談を受けています。場所は食事相談室です。
また、当院は透析センターを併設しており、透析をされている患者様に毎月1回、ベッドサイドで食事相談も行っています。
栄養相談には、医師の栄養指導依頼が必要となります。栄養相談を希望される方は、主治医にお申し出下さい。
訪問指導
在宅で生活されている方で通院が困難な方に訪問栄養食事指導を行っています。
ご不明な点があれば、いつでもご相談下さい。
→現在は行っていません。
集団指導
毎週火曜日に糖尿病教室を行っています。
ビデオによる学習と看護師や理学療法士、薬剤師、管理栄養士が糖尿病の治療についてお話しします。
毎月の予定と内容は以下の通りです。
時 間 | テーマ | 講 師 | |
第1回 | 13:00~14:00 | 「糖尿病とは?」 | ビデオ視聴による |
第2回 | 13:00~14:00 | 「フットケア」「誰でもできる運動療法」 | 看護師、理学療法士 |
第3回 | 13:00~14:00 | 「食事療法は、治療の基本」 | 管理栄養士 |
第4回 | 13:00~14:00 | 「病院食のおはなし」 | 管理栄養士 |
「これってどんな薬?」 |
※予約が必要です。受付にてお申し付けください。(お電話でのご予約も受け付けています。)
TEL:0868-38-6688