回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟のご紹介
当病棟は脳血管疾患や骨折などの方々を対象として、多職種がチームを組んで集中的にリハビリテーションを実施し、家庭や社会に復帰していただけるよう支援していく病棟です。
急性期医療におけるリハビリテーションに引き続き、疾患に留意しつつ集中的な訓練をおこないます。
病棟スタッフの役割
医師 | リハビリ専門の医師が全身管理を行い、リハビリの治療計画を立てます。 |
看護師 | 日々のケアや体調管理をはじめ、ご家族の方への介助指導を行います。 |
介護士 | 日常生活動作の援助を行います。 |
医療相談員 | 介護保険を中心とした医療制度の説明や、退院に向けての相談、サービス調整の支援を行います。 |
理学療法士 | からだの機能改善を図るためのリハビリや、立つ・歩く訓練などを中心に行います。 |
作業療法士 | 日常生活動作の獲得を目的に、在宅生活などで必要な動作の訓練を行います。 |
言語聴覚士 | 主に「話す」「食べる」などの口や喉のリハビリを行います。 |
リハビリ助手 | 作業活動やレクリエーション等の余暇活動を行います。 |
管理栄養士 | 1人1人に合わせた食事の相談を行います。 |
入院から退院までの流れ / 1日の過ごし方(例)
入院 ↓ 入院時の初期評価 ↓ 家族面談(情報収集や病状説明) ↓ カンファレンスでのリハビリ計画 ↓ リハビリ訓練 ↓ 定期的なカンファレンス ↓ 活用できる制度の説明 ↓ 家屋評価・家族指導など ↓ 試験外泊・外出 ↓ 退院 |
8:00 | 朝食 |
9:00 | リハビリ訓練・作業活動 | |
12:00 | 昼食 | |
13:30 | リハビリ訓練・作業活動 | |
16:00 | 入浴時間(週3回目安) | |
18:00 | 夕食 | |
19:00 | 入浴時間(週3回目安) | |
21:30 | 消灯 | |
当院の特徴
365日の個別リハビリ
余暇・趣味活動の提供
実際の生活に即したリハビリ
毎日の多職種合同リハビリカンファレンス
家屋評価
リハビリ時間・リハビリスタッフの充実
柚子湯
病棟風景
24時間、病棟で患者様のリハビリを行うため、食事動作や入浴場面など、日常生活に密着した訓練が出来ます。
リハビリテーション室 |
浴室 |
病棟廊下での歩行訓練風景 |
食堂での食事風景 |
レクリエーション風景
レクリエーションを取り入れ、患者様が楽しみながらリハビリを継続的に行うことで、少しでも早い在宅復帰が出来るよう工夫しています。 |
柚子湯入浴風景
当院では患者様に季節を感じ、よりリラックスした状態で入浴して頂くために、冬至の時期に柚子湯のサービスを提供しております。
患者様からは大変ご好評頂いております。こちらの患者様は自分で柚子を頭に乗せて楽しんでいらっしゃいました(笑)
家屋調査
自宅での日常生活を行うことが困難なとき、必要に応じてトイレや段差、浴室、玄関への手すりを提案します。家屋調査は、リハビリ担当者が実際に自宅に訪問し段差の高さや、生活上困難が予想される部分を調査します。 |
入院対象
①脳血管疾患や脊髄損傷の発症後2ヶ月以内
②大腿骨や骨盤骨折などの発症または手術から2ヶ月以内
③外科手術や肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有し、発症後または2ヶ月以内
④大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋、または靭帯損傷後1ヶ月以内
⑤股関節または膝疾患の置換手術後1ヶ月以内
※上記に準ずる状態の患者様
病棟スタッフ
看護師:18名
介護士:7名(介護福祉士3名)
理学療法士:10名
作業療法士:6名
言語聴覚療法士:2名
社会福祉士:1名
管理栄養士:1名
Q&A
Q:入院期間はどれくらいなの?
A:骨折の場合は約1~3ヶ月、脳血管疾患の場合は約1~5ヶ月、患者様の状態に応じて、医師・ご本人・ご家族様と相談し、決定します。
Q:介護サービスの利用はどうしたらいいの?
A:医療相談員が中心となり、サービス内容や利用方法についてご説明します。
Q:家に帰ってリハビリは受けられるの?
A:当院には関連施設が併設されており、外来リハビリや通所リハビリ、ご自宅を訪問しての在宅リハビリを受けることができます。
活動報告
日本リハビリテーション看護学会参加
2018年11月23日・24日、富山国際会議場で開催された、日本リハビリテーション看護学会に参加しました。今回のテーマは「転倒転落防止に向けた取り組み」についてポスター発表しました。 |
社会福祉士による退院支援講義
回復期リハビリテーション病棟では、よりよい退院支援が出来るように社会福祉士より講義を受けています。 |