リハビリテーションセンター
リハビリテーションセンターのご紹介
当院リハビリテーション部では、疾患別リハビリテーションとして、脳血管リハビリ、運動器リハビリ、呼吸器リハビリを入院、外来患者様に対して行っております。
基本方針
当リハビリテーション部は、以下の基本方針を常に意識し業務に取組んでいます。
- リハビリテーションの質を高めるために、可能な限り専門職は、必要な各々の知識・技術を高め続けます
- リハビリテーションの質を高めるために、可能な限り職種を越えたチームワークを高め続けます
- リハビリテーションの質を高めるために、可能な限り患者様を含む地域の方と交流を深め続けます
当院で行われる療法について
- 脳血管リハビリテーションⅠ
- 運動器リハビリテーションⅠ
- 呼吸器リハビリテーションⅠ
- 廃用症候群リハビリテーションⅠ
当院のリハビリテーション部スタッフ
職種 | 人数 |
理学療法士 |
23名 |
作業療法士 |
12名 |
言語聴覚士 |
3名 |
リハビリ助手 |
2名 |
合計 |
40名 |
保有有資格
取得資格 |
人数 |
認定作業療法士 |
1名 |
生活行為向上マネジメント 指導者 |
1名 |
生活行為向上マネジメント 実践者 |
2名 |
呼吸認定療法士 |
2名 |
フットケアトレーナーA |
1名 |
フットケアトレーナーB |
1名 |
ペディグラス(巻き爪補正) |
1名 |
回復期セラピストマネジャー |
2名 |
福祉住環境コーディネーター2級 |
3名 |
ヘルスケアプランナー |
1名 |
介護支援専門員 |
4名 |
キネシオテーピング認定 |
1名 |
ロコモコーディネーター |
2名 |
転倒予防指導士 |
1名 |
ファンクショナルローラーピラティスインストラクター |
1名 |
業務内容
リハビリテーション部では、看護師や介護士とともに病棟内のケア業務を担っています。
生活場面の動作を把握することにより、退院後の生活を見据えたリハビリ訓練の実施に繋げています。
理学療法
疾病・傷害による機能障害に対する運動療法による筋力、関節可動域、協調性といった身体機能、および温熱、電気などの物理療法による疼痛、循環の改善を図ります。また、日常生活で行いにくくなった基本動作(寝返る、起き上がる、立ち上がる)や乗り移り、歩行の訓練を行います。
基本的動作能力の改善を行います
起き上がり・立つ・歩く、などの日常生活に不可欠な基本的動作能力の獲得を目指します。
運動療法により、正しい動きの学習と指導を行います
予防や治療の目的で、腰痛体操、転倒予防など、筋力と柔軟性、バランス能力の改善を目的に運動療法を実施します。
身体機能評価から適切な理学療法プログラムを作成します
評価と分析から問題点を抽出し、適切な治療と予防のためのプログラムを提供します。
痛みや麻痺の回復に物理療法を行います
鎮痛効果・麻痺の回復などを目的に、マッサージや温熱・寒冷・電気療法などの物理療法を行います。
自立した生活のサポートを行います
住宅改修や福祉機器(用具)の効果的な使い方をアドバイスします。
当院で実施している足底版(インソール)療法について
☆足底板(インソール)☆
足底板(インソール)とは、靴に入れる治療用の中敷きのことです。
足底板を使用することで、体重を支えている足や膝、股関節に問題がある場合、その症状の軽減が期待できます。
当院では、専門スタッフが対象者の立ち方や歩き方などを評価して良い姿勢・良い動きに近づけることを目的に、専用の研磨機・素材を使用して、オーダーメイドにて作製させて頂きます。
☆靴について☆
ご自身に合ったサイズの靴を履くと『疲れにくい』『歩きやすい』などの他に生活の質が高まり障害予防にもつながります。自分の足サイズや履物についてのご相談はお気軽にリハビリテーション部にご相談ください。
その他
○症状によりますが、足底板の作製には、数回の調整が必要になります。
○ご不明な点がございましたら、当院リハビリテーション部までお問い合わせください。
作業療法
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作業活動を通し、日常生活動作訓練(食事、着替え、トイレ、入浴、整容)や生活関連動作訓練(家事、買い物、外出など)を行い、また、それらを行う為に必要な機能改善、自助具を製作(生活での不自由さを解決するための道具)し能力を最大限に活かした生活の再構築を図ります。
※作業とは対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為(食事・排泄・着替え・入浴・整容・家事・仕事・余暇・地域活動)を指しています。
作業療法では、基本的な運動能力から、社会の中に適応する能力まで、3つの能力を維持・改善し、「その人らしい」生活の獲得を目標にします。
①基本的動作能力:運動や感覚・知覚、心肺や精神・認知などの心身機能
②応用的動作能力:食事やトイレ、家事など、日常で必要となる活動
③社会的適応能力:地域活動への参加、就労・就学
病気やけがの初期段階で -急性期の作業療法
病気やけがの直後から、リハビリテーションを開始します。将来の生活を見越し、その時の症状にあわせて、こころとからだの基本的な機能の改善を援助するとともに、新たな機能の低下を予防します。病気やけがの直後からの作業療法が、高い効果を生みます。
●その人が必要とする生活行為の獲得を目指して
・自分で食べられるようになる練習
・自分で住まいの中を移動できる練習
・自分でトイレを使えるようになる練習
生活の方法の取得に向けて -回復期の作業療法
急性期の作業療法を経て、病気やけがの状態が安定し、より具体的な生活をイメージして機能や能力の改善を図ります。
生活していくために必要な能力の開発や手段の獲得を通じて、人それぞれに応じた生活の方法を習得します。その人なりの生活の方法を一緒に考え、習得を支援します。
●生活するために必要な能力の獲得を目指して
・服や靴の着脱をする練習
・調理や掃除など家事の練習
・買い物など外に出る練習
豊かに生きるために -生活期の作業療法
住み慣れた場所でその人なりの生活を送る支援をします。社会の中で、それぞれが生きがいを持ち、豊かに生きるための、生活の実現を図ります。
生きがいを持って、豊かに生きることを支援します。
●社会の中で豊かに生きるための生活の実現を目指して
・散歩など、外に出る練習
・地域コミュニティへの参加の援助
・実際の仕事場に近い環境での就労の支援
・自助具を使用して趣味やレジャーを楽しむ援助
・その人にあった、より生活しやすい環境づくり
言語聴覚療法
コミュニケーションに関わる障害(失語症、構音障害、聴覚障害)、食物を上手に噛めない、飲み込めない(摂食嚥下障害)などの様々な疾患に対して、問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施。必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。
失語症のリハビリテーション
失語症とは「聴く」「話す」「読む」「書く」といった言語機能が障害された状態です。日常の生活に必要な物品の名前、会話の中で使う言葉などが言えなく、聞いても分からなくなります。また、注意障害・記憶障害といった高次脳機能障害に対し検査を行い日常生活や社会生活が送りやすくなるようにリハビリテーションを行っています。
構音のリハビリテーション
呼吸や発声・舌などの口腔機能・コミュニケーション能力などを評価し、発語に必要な口腔器官の運動、発声練習を行い円滑なコミュニケーションが行えるようにします。補助的手段の提案・訓練も行います。
摂食嚥下のリハビリテーション
飲物や食物を用いた各種評価を行い、口腔器官の運動、喉の冷却刺激といった嚥下訓練を実施し、適切な食事提供と食事方法の指導を行います。安全に口から食べるようにすることで患者様の身体機能向上、生活の質の改善を行っています。
【検査】嚥下内視鏡検査(VE)
嚥下ファイバーという細い観察用の管を鼻から挿入し咽頭・喉頭の状態観察と実際に食物や飲物を摂取し、嚥下機能を観察する方法です。
【検査】嚥下造影検査(VF)
胸部エックス線撮影と同様に放射線を使用しています。ご家庭で実際に食事する姿勢で食物・飲物を摂取して頂き、嚥下機能を観察する方法です。
在宅でのリハビリテーション
在宅で過ごされている方で、疾病・傷病のために通院してリハビリを受けることが困難な方、また、そのご家族様などに対して、病状、家屋構造介護力を考慮しながら運動能力および日常生活動作能力の維持・向上を目的として在宅生活上必要な指導を行います。
家屋改修
自宅での日常生活を行うことが困難なとき、必要に応じてトイレや段差、浴室、玄関への手すりを提案します。家屋調査は、リハビリ担当者が実際に自宅に訪問し段差の高さや、生活上困難が予想される部分を調査します。
お 問 い 合 わ せ | |
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0868-38-6688 | |
受付時間 [平日]9:00~18:00(水曜日を除く) |